コールズ、予想外の損失とガイダンス引き下げで急落.

コールズ、予想外の損失とガイダンス引き下げで急落

重要なポイント

  • コールズは第1四半期の予想外の純損失を発表したことを受けて、木曜日に株価が急落した。
  • 同社はまた、消費者の間で「不確実性が続いている」として、通年の見通しも引き下げた。
  • 株価は取引開始直後に27%急落し、10月以来の最低値を記録した。

小売大手コールズ・コーポレーション(KSS)の株価は、同社が第1四半期の予想外の純損失を報告し、通年の見通しを引き下げたことを受けて、木曜日に急落した。

売上高は前年比5%減の33億8000万ドルとなり、アナリスト予想の35億4000万ドルを下回った。コールズによると、通常価格の売上高は前年比2.4%増加したが、クリアランスセールの大幅な落ち込みで相殺され、既存店売上高は4.4%減となり、600ベーシスポイント以上の打撃となった。

ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想では、コールズは241万ドル、1株当たり2セントの小幅な利益しか出さないと予想されていたが、同社は2700万ドル、1株当たり24セントの純損失を報告した。2023年第1四半期、コールズは1400万ドル、1株当たり13セントの利益を上げた。

コールズのトム・キングズベリー最高経営責任者(CEO)は、第1四半期の業績は「期待に応えられず、当社の戦略的取り組みの方向性を反映していない」と述べた。

今月初め、この小売業者は1株当たり50セントの四半期配当を発表した。これは10四半期連続の同水準となる。

コールズ、「不確実性が続く」中でガイダンスを引き下げ

コールズも通期の見通しを引き下げた。キングズベリー氏は「消費者環境の不確実性が続いている」ことを考慮して、見通しは保守的になることを選択したと述べた。

コールズは今年度の純売上高を2%から4%に減少すると予測しており、前回の収益報告では1%の減少から1%の増加を予測していたが、今回は下方修正した。

コールズは、売上高の減少に加え、今年度の利益も減少すると予想しており、EPSは前四半期の予想範囲である2.10~2.70ドルから1.25~1.85ドルに下がっている。この新たな範囲は、アナリストが今年度予想した1株当たり2.10ドルも下回っている。

コールズの株価は木曜日の東部標準時午前10時時点で27%急落し、10月以来の最低値となる19.92ドルとなった。